花火イベントと思うなかれ!STAR ISLANDにエンターテイメントの未来を感じた


STAR ISLAND

チケットを買って現地に行って、観て、聴いて、感じて来た。
色々とレポートは上がってくるだろうけど、このイベントの真髄を伝えられているところは少ないだろう。
ただの花火イベントではない。STAR ISLANDにエンターテイメントの未来を感じた。

STAR ISLANDの紹介記事の時は、
これから始まる初めてのイベントということで、
宣材写真をいただいて紹介したけれど、
実際に自分で取材して感じたことを伝えるポリシーでやっているので、
今回は現地に行って、観て、聴いて、感じた、
自分が撮った写真を使ってレポートすることにした。

宣材写真に比べるとクオリティは落ちるけど、
「リアル」を感じてもらえればと思う。


STAR ISLANDのHANABI SHOWのスタートは19:20と予定されていたが、
実は最初の花火が上がったのは19:30頃、それも一発だけ。

遠方から観ていた方は肩透かしを食らったと思うが、
有料イベントだけに、会場内では驚きの仕掛けが次々と始まっていた…。

まずは入場時に渡されるリストバンド。
これが何も操作せずに光る。

そしてこのイベントを素晴らしいものにした3Dサウンド。
会場の上下左右から流れる音が、
まるで宇宙空間に打ち上げられた宇宙船に乗っているような気分にさせられる。

ああ、19:20の「打ち上げ」は花火ではなく、
この宇宙船の「打ち上げ」なんだなと勝手に思ってしまう。

3Dサウンドについては体験してみないとわかりにくいだろうが、
目をつぶって音を聞いているだけで、
自分が空を飛んでいたり、森の中にいたりと感じられるようなもの。
これを体験できただけでも、チケットを買ってよかったと感じる。

そしてイベントが進行するにつれ、リストバンドの色が次々と変わる。

会場にいる人みんなが腕に付けているため、
リストバンドの色が変わったり、光が消えたりすると会場の雰囲気も変わる。
音楽と光で宇宙空間のような雰囲気からテンションの高い盛り上がり、
そして静寂と絶妙な演出が繰り広げられる。

会場の外からも花火を眺めることはできるが、
この独特の雰囲気と、クリエイターの最高の表現は、
会場内でしか感じられない体験だ。

そしてライティングも絶妙。
会場の雰囲気が幻想的になる。

そして花火だ。

この花火が音楽の抑揚や盛り上がりに合わせて絶妙なタイミングで開く。
おそらく音楽に合わせるために、打ち上げてから開く時間を逆算して、
先に打ち上げをしているんだろう。

どれだけ熟練したらそんな芸当ができるが全く想像がつかないが、
熟練の花火職人の凄さを感じた。

そしてパフォーマーも花火に合わせて出てくる。
どちらを観たらいいか迷うくらいだ。

アクアボードパフォーマンスは子供の頃に夢見ていたようなパフォーマンスだ。

他にもさまざまなパフォーマーが登場したが、
圧巻はなんといってもファイヤーダンスだ。

少し分かりにくいかもしれないが、
真ん中の炎の円の中にいるのがファイヤーダンスのパフォーマーだ。
(右にはポールダンスのパフォーマーも映っている)

正直に言うと、住んでいるマンションの屋上からでも花火を観ることはできる。
だけれど、もし次回があれば、チケットが値上がりしても、僕は購入して会場内に行くだろう。

多くの人が花火のイベントだと思っているだろうが、
これは花火のイベントではない。

最高峰のパフォーマーによる、
ライティング、3Dサウンド、パフォーマンスと、
花火の高度な融合だ。

花火を観るだけなら離れた場所からでも体験できるが、
クリエイターの演出を感じるなら、会場内に入るしかない。

行く前からかなり期待していたのだが、
それ以上に素晴らしい体験をさせていただいたので、
また開催されることを切に願う。

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