東京湾の津波リスク – お台場に住んでみようとした記録 3


大津波 東京直撃なら“海抜0m”のお台場・豊洲は非常に危険

東日本大震災の2週間後、週間ポストに掲載された記事だ。
世間一般のお台場の認識はこんなところだろう。
僕もそう思っていて、やっぱりお台場はナシだよな、となるはずだった…。


実はお台場の道路は海抜5m以上のところに作られている。
お台場の道路を歩いて海の方に行くと、上に掲載した写真のように、
海より高い所に作られているのがわかるはずだ。
海抜0mというのは間違いだ。

…とはいえわずか5m。大津波が来たらひとたまりもなさそう。
そこで東京湾の津波シュミレーションを調べみると…。

想定されている津波はわずか2.5mほど。
こんなに低いわけがない、これがよく言われる「想定外」というやつかと思い、
なぜこんな数値が出るのか調べてみた。

東京湾の海底地形

東京湾は湾の入り口が狭い上、平均水深が15m程しかない。
外洋からの津波は入口が狭いので入りにくい。
また、水深が浅く水の量が少ないため、高い波が起こらないようだ。
過去の大地震の時の記録も、2m程度の記録しか残っていないらしい。


僕は専門家でないので間違っているかもしれないが、
いろいろと調べてみた結果、5mを超えるような津波は来ないだろうと判断した。
「”想定外”が来たらどうする?」と言われても、
誰かの想定でなくて、自分で調べた結果なので、と答えるしかない。

もし東京湾で5mを超えるような津波が来るような災害なら、
津波以外のことで、もっと酷いことになっている可能性が高いだろうというのが僕の考えだ。

…予想以上にお台場いいじゃないかと、僕の気持ちはお台場に傾いてきた…。

都民住宅空室発生履歴