都民住宅攻略法(上級編) – お台場に住んでみようとした記録 10


狙った都民住宅の空室を誰よりも早く知る方法。
僕は物件をチェックするプログラムを書くことにした。
ほんのちょっとのスキルが必要な上級編だ。


JKK Watcherは10分に1回のチェックだ。
これは全ての物件をチェックしているからで、
大量のアクセスでサイトに負荷をかけないような配慮だろう。
ここに付け入る隙がある。

数件の物件のチェックであれば、
1分に1度くらいの頻度だと迷惑をかけることもないはず。

また、空室が出たことをいち早く知るためには、
Twitterやメールだと気が付くのに時間がかかる。
そこでSMSでの通知を行うことに決めた。

SMSについてはAmazon SNSでのSMSの送信は、
日本リージョンでは対応していないようだった。

そこで、TwilioのAPIを利用しての、
自動送信を試してみることにした。
電話番号の取得方法については、こちらのサイトが参考になった。

半日程で作ったコードはこんな感じだ。
わずか197行で実装できる。
(「/home/ec2-user/jkk_checker/」ディレクトリ以下に設置することを前提)

※2016.08.03追記、同一物件に複数の空室がある場合に取得できないエラーを修正

こちらをcronの設定などで、1分に1度動かせばOKだ。

欲を言うと、申込みまで自動でやりたかったのだが、
さすがにそこの動作検証でJKKに迷惑をかけるわけにはいかないので、
この辺りで妥協。


待つこと一か月程。
僕は無事狙った物件の申し込みに成功した。
冒頭の写真はこの物件を内見した時のもの。
高そうな物件に思われるかもしれないが、
平米単価は都心の平均に比べるとかなり安い。


…ところが、諸事情によりこの物件をキャンセルする方向となる。
逃した魚は大きいと落胆しつつ、そういえばURがあるよね、
と、内見した後のその足で、URのお台場現地案内所に向かってみた。

URに入居するためにも、少し工夫がいる。
次回はURの攻略法について紹介しよう。

都民住宅空室発生履歴